おんぱきょうめいろ
地下市民が南極で開発を進めている天候操作型発電機。
本体は、超小型核融合炉を内包するラジエターに似た構造。
海上大気の摩擦による電気を使い、雷雲を生成してその音響効果で広域にファージ干渉をしていく。
積乱雲の生成までいくとその影響は電離層まで達する。これにより電離層からの直流通電が可能となり、電磁波発電の電源として実質無限の電力が流用可能となる。
この先駄文
高高度からの送電は減衰も膨大だが、そもそもの分母が無尽蔵に近い。電離層保護の為、実際には発電量の制限は受けるものの、そんな超大電力に耐えきれるコンデンサーも変電設備も存在しないし、逆に電離層の強化自体にも使えるので、使い放題の電源とみて差し支えない。雷雲による高高度音波干渉は21世紀初頭に既に高度300キロまで確認されている。軌道エレベーター建設において、大気圏外のテープ維持コストが飛躍的下がる。地下市民に感謝。