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直立砲塔艇

ちょくりつほうとうてい

本来の使用方法は、海洋調査に使われる直立浸水式基地。
元となった調査船は、長い船体に海水を注入し、船体を直立させる事で天候や波に左右される事無く、極めて高い安定性を維持する事が出来る。
貝塚物流は、この構造体をより細かく可動出来るように108メートルの船体に144個の関節を作り、浅海や海流の複雑な場所での位置固定も可能にした砲塔艇を開発した。
青森で羽根の竜巻の被害を受けて以降、対応戦術が模索され、悪天候時に空母や無人機の運用が難しい事から、空母群の防衛の一環として運用する。
砲身を最高到達点まで上昇させた時の最大有効射程は15キロ。
完全無人無補給で航続距離は400キロ、最大船速は12ノット。6発まで連続発射可能、連鎖薬室と電磁砲身を使い秒速5000メートルで射出される弾頭は、ほぼ全ての船を一撃で粉砕する。
半潜水が可能で見た目がUMAのシーサーペントにそっくりな事から、セベックの海蛇という俗称がついている。(233話)
電磁加速のみに頼らないので必要電力は常識の範囲内に収まってはいるものの、現時点では抑止目的な浪漫兵器の域を出ない。
破壊力の割に有害物質の飛散はほぼ無いので、その点では非常にエコな大量破壊兵器。

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