別名、自然主義者。
現存するエルフ種の大半が染まっている思想で、全人類の自然への回帰を目的とした考え方。世界の可住地域の半分はこの主義により統治されている。(単語初登場:23話)
エルフ種以外が有する科学的アプローチを嫌い、その根絶を目指す。食人文化が色濃く根付いている。捕食者(支配層)と崇拝者(従属層)が存在する。
エルフ種に関しては、外見が美しく、残虐で虚栄心が強くなるようDNAデザインされている。
ナチュラリストの食人嗜好は、遺伝子的起因ではなく、文明崩壊以降の世界的飢饉に端を発する文化的なモノで、動物性たんぱくの摂取は人肉がメイン。
ファージ誘導による自然現象への干渉が得意。
この先ネタバレ
勢力圏を巡って他種と領土争いをする傍ら、エルフ種同士でも苛烈な闘争を繰り広げている。旧文明の遺産を数多く所持しており、古来からユーラシア大陸に根付く一神教の教義を踏襲し、他の文化圏に対する科学文明の破壊と略奪が思想的に正当化されている。
日本の本州、関東以北はエルフの勢力圏で、さいたま都市圏群とは互いに不干渉、近年まで交流は無かったが、茨城の九十九里において貿易交渉したというニュースが一時期流れた。東北の現状に関して、都市圏群に在住する地下登録市民たちには情報開示されていない。