けいそせいめいたい(ケイ素生物、シリコン生命体)
SFにおいて、炭素の代わりにシリコンを主軸にした生命体が存在してもおかしくないと予測。生物学的な整合性が取れないからと否定される事もあるが、そこさえクリア出来れば可能といわれる。(106話)
作中に登場するケイ素生命体は広義での生命では無く、分類上の呼称。生物学的に生きているとは言えず、DNAも存在しない。DNAによる生命の定義自体、炭素生物の狭了とも言える。
有酸素環境下では活動が制限される為、環境改造を行うので非常に厄介。安易に破壊すると二次災害に発展するケースが多く、早期発見と厳重な管理が求められる。
この先ネタバレ
存在定義はアカシック・レコード上に存在するトランジットチャート(経過図)にて確定され、自然的要因において特定条件下で現実世界に書き出される。
カミオカンデ観測会の公式文書にて、レコードによる疑似生命体の一種と正式に定義されたが、新時代の生命と定義すべきだという学者も一部存在する。消化器や骨格構造を必要としない為、奇天烈な形状の個体や群体が多い。栄養摂取はせず、液体中の鉄酸化細菌を使った酸化エネルギーの電力で稼動する。